しらたま(@shiratama_8man)です。
”キャリアもスキルもない独女”が、雇われの身で実現するダウンシフト生活を発信しています。
正社員が辛い、週5日働けない。
ずっとそんな悩みを抱えていました。
私は大手勤務でもないし、キャリアもない、中小企業の事務職。
専門スキルや資格があるわけでもなく、収入も平均より少なめ。
だからこそ──
もし辞めたら、二度と正社員には戻れないかも。
こうした「辞めたあとの不安」が常につきまとっていました。
その一方で、
- 健康面の問題
- コロナ禍に勤務先が事業縮小
といった「正社員を続けることへの限界」も感じていました。
辞めても不安。続けても不安。
その板挟みのなかで、ずっと迷い続けていたのです。
でも実際に正社員を辞めてみたら──

毎日の憂鬱から解放され、体と心が回復していきました。
今では「正社員をやめてよかった」「心身を犠牲にしてまで働く必要はなかったんだ」と心から思えています。
そこで今回の記事では私が体験した、
✅ 正社員をやめてよかった理由5つ
✅ 正社員を辞めて感じたメリット・デメリット
を詳しく紹介します。
「正社員を辞めたいけど生活できる?」
「後悔しない?」
と悩んでいる方の参考になればうれしいです。
正社員をやめて得られたもの
正社員を手放したことで、思っていた以上に多くのメリットがありました。
- 休日も続く緊張からの解放
- 体調とメンタルが安定
- 対人ストレスが激減
- 価値観が明確になり物欲が減少
- 不安が小さくなった
ここからは、それぞれを具体的にお話ししていきます。
正社員をやめて、休みの日も休めない“週7日過緊張”から解放された

理不尽な出来事を反芻したり、ミスがないか気になってソワソワ…
正社員で働いていた頃は、休日も緊張状態が続き、心身が休まることがありませんでした。
ですが、正社員を辞めて勤務日数を減らしたことで、仕事が中心の思考状態から解放されたのです。
「私は正社員でいるために、人生を犠牲にしていた。」
と、気付くことができました。
現在は、「心が休まる時間」「安心を感じられる生活」を取り戻すことができ、精神的に安定しています。
正社員を辞めたら体調とメンタルが安定
正社員時代は、慢性的な体調不良にずっと悩まされていました。
また、体調を整えなければならないプレッシャーが大きく、体調管理のために生きているような感覚。
「楽しむ」「ホッとする」という感情から、かなり遠ざかっている状態でした。
出勤日数を減らしたら、体調不良が改善して心もラクに

週2日勤務にしたことで、まず体力的な余裕が生まれました。
休日は「先取り家事」「自宅で過ごす」しかできない状態から、好きなことを楽しんでいい時間に変わったのです。
さらに、職場もワンオペ環境に変えたことで、対人関係のストレスが激減。
慢性的な不調が少しずつ解消されていました。
「体調不良を抱えたまま働き続ける」ことから解放され、心のバランスも取り戻すことができたのです。
→ 私が実際に選んだ働き方については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
週2勤務で月収16万円を実現した低ストレスな働き方【体験談】
持病と仕事の両立に悩む人へ
さらに持病があると、正社員を続ける不安はもっと大きくなります。
私自身、バセドウ病を発症した経験があり、持病と仕事の両立には強い不安を感じていました。
適応障害で休職したこともあります。
今は正社員やフルタイムとして働けていても、それが持続可能であるかは予測ができません。
実際に退職するかどうかは別として、働く日数を調整できるプランを用意しておくことは必要だと考えています。
→関連記事:
バセドウ病と仕事の両立|発症から寛解までの体験談
正社員をやめて人間関係のストレスが激減した理由
正社員時代は「業務そのもの」よりも、人間関係によるストレスのほうが大きな負担でした。
勤務日数が減る=接触が減る=人間関係のストレスも減る
以前は週5日も、苦手な人と仕事をする必要がありました。
しかし週2勤務になると、必然的に会う回数が減ります。
相手や自分を変えなくても「接触回数を減らす」だけで、人間関係のストレスが激減したのです。
ワンオペ環境に転職|職場の人間関係に振り回されない
さらに、今はワンオペ勤務をしています。
引き継ぎのタイミングでしか同僚と合わないため、理不尽な依頼などに、毅然と対応できるようになりました。
意識的に我慢することを避けられるようになり、ストレスを溜め込みにくくなりました。
正社員をやめたら価値観が明確に。物欲が減った。
正社員時代は、ストレスを買い物や外食で紛らわせる“ドーパミン消費”が習慣になっていました。
でも働き方を変えて根本のストレスが減ったことで、「自分にとって本当に必要かどうか」で選ぶようになったのです。
ストレス・物欲・不安はつながっている。
そのシンプルな関係を、実体験を通して実感できました。
→ 関連記事:
浪費からの卒業|アラフォー独女が気づいた買わない生活の価値
正社員をやめるデメリットをあまり感じなかった理由
理由はシンプルで、もともと失うものが少なかったからです。
- 学歴・スキル:なし
- 社会的地位:低い
- 年収:低い
- 独身、子なし
だからこそ「正社員を手放すこと」に大きな抵抗を感じませんでした。
正社員を辞めると実際に起こりうるデメリット
とはいえ、実際のデメリットはゼロではありません。
- 賃貸契約やローンを組む際など「社会的信用」は下がる
- 再度正社員として雇用される可能性が下がる
など、現実的な問題はあります。
現実的な問題が大きなデメリットに感じない理由
- もともと家賃やローンが発生しない方法を模索しながら生きてきた
- 週5日間働く体力適性がないと受け入れていた
私にとっては「社会的立場」よりも「健康を維持できる」ことの方が重要でした。
そのため、正社員をやめるメリットの方が大きかったと感じています。
まとめ|正社員をやめてよかったことは「自分に合う安定」を選べたこと
正社員をやめてみて実感したのは、安定とは「会社に守られようとすること」ではなく「無理のない働き方を続けられること」でした。
「正社員だから安定」という考え方は、会社都合や体調次第で簡単に揺らぎます。
むしろ、勤務日数を減らしたり、働く環境を変えたりすることで、自分に合った“本当の安定”を選べることを知りました。
自身を取り巻く環境は必ず変わっていきます。
なので、その時々の自分に合った「安定」や「安心」の形を模索していくことは、これからも大切にしていきたいと考えています。