【実体験】週2勤務で月収16万円。HSPの私が見つけた低ストレスな働き方とは?

HSPが週2勤務でラクに働ける理由とは? 仕事
しらたま
しらたま

こんにちは。しらたま(@shiratama_8man)です。
最小限の労力で生きる方法を模索しています。

HSP気質で、週5勤務や人間関係に疲れてしまった方はいませんか?

私もかつて、毎日の通勤や職場の空気に耐えられず、「もっと心穏やかに働ける方法はないか」と悩んでいました。

そんな私がたどり着いたのが、「グループホームの世話人」という仕事です。

実際にこの仕事に転職してからは、週2勤務でも月16万円の手取りを得られるようになり、心身ともにラクに暮らせるようになりました。
(※現在はライフスタイルに合わせて、勤務時間の短い施設に転職しました。)

この記事では、HSPの私がどんな働き方をしているのか、どんな点に気をつければ安心して働けるのかを実体験ベースで詳しく紹介します。

HSPでも働きやすい!グループホーム世話人という選択肢

世話人の仕事内容とは?

「世話人」とは、障害のある方が共同で暮らすグループホームで、日常生活をサポートするお仕事です。

「見守り」や「ちょっとした家事」が中心で、利用者さんと同じ空間で過ごしながら、食事の準備や片づけ、施設清掃などを行います。

入浴や排泄の介助がないため、体力的にも比較的ラクに働けるのが特徴です。

働き方(勤務時間・給与・雇用形態)

私が経験したのは、週2回・1回あたり16時間の宿直勤務です。

宿直勤務とは、通常の業務を行わない、緊急時や非常時対応のための泊り込み業務のことです。
引用元:ヨウケン「宿直勤務とは?許可のルールや当直・夜勤との違いをわかりやすく解説

勤務中は簡単な家事や見守りがメインで、仮眠時間も確保されています。

そのため、宿直開けの日中は自由に過ごすことができ、慣れてくると仕事中も落ち着いて過ごせるため、体力的にも精神的にも負担は少なめでした。

雇用形態はパート・アルバイト。
時給や深夜割増、居住支援特別手当がつくため、週2回の勤務でも月に約16万円の手取り収入を得られていました。

特別手当は職員の処遇改善を図ること(中略)常勤、非常勤を問わず、週20時間以上働く職員に原則月1万円を支給し、勤務5年目までの介護・福祉職員は月1万円を上乗せする。事務職員などは対象外。
引用元:福祉新聞WEB「介護・障害「特別手当」受け付け開始 最大月2万円(東京)

どんな方が利用しているの?

私が勤務していたホームでは、主に軽度の知的障害や精神障害のある方が入居していました。お話好きな方も多く、お互いに慣れてくると比較的リラックスした空気で関われるようになります。

暴力的なトラブルがある施設は一部ですし、求人選びの段階で落ち着いたホームを選べば、穏やかに働ける職場環境は十分見つかると考えています。

実際に働いて感じたメリットとデメリット

HSPにとってのメリット

  • ワンオペの職場が多い
  • 静かな空間で過ごす時間が長い
  • 対人ストレスが最小限
  • マルチタスクが少ない
  • 60代以降でも働きやすい
  • 業務が都度完結型で、負担の波が少ない

これらはHSPにとって非常に大きなメリットでした。
私は以前の職場で、電話対応や飛び交う会話に気を張りすぎて疲弊していましたが、この仕事では、「気を張る必要がない」ことが一番の安心材料でした。

HSPにとってのデメリット

  • 利用者さんの体調や機嫌に左右されることがある
  • 夜勤や不規則な生活リズムに慣れるまでが大変

HSPであるがゆえに、人のちょっとした変化や空気の変化に敏感になりすぎることがあります。
でも、それも慣れてくると対処法がわかるようになりますし、無理な関係性を築く必要がない職場を選ぶことでだいぶ緩和されました。

私が実際に困ったこと・気をつけたいこと

どんなに穏やかな施設でも、人と関わる以上、トラブルや困りごとはゼロではありません。
私が実際に経験して特に大変だったことをいくつか挙げます。

  • 無断で外泊や門限破り、所在も帰宅予定も不明
  • 永遠に愚痴とクレームを聞かされ気が滅入る
  • 感染症にかかった入居者への共有スペース利用を制限した際、「差別だ」と何度も主張され、対応した自分も感染

このような場面では、ひとりで抱え込まず、即座に管理者や責任者に連絡を入れて指示を仰ぐことが何より大切です。

世話人の多くは非正規雇用であり、医療や福祉の有資格者でないことがほとんど。
無理に判断したり、自分だけでなんとかしようとしないほうが安全です。

自分の身を守ることが、長く穏やかに働くための第一歩。
トラブルを防ぐためにも、ルールを丁寧に伝える・記録を残す・一人で対応しないという基本の姿勢を崩さないことがとても重要だと感じました。

HSPが求人を選ぶ際に注意すべきポイント

介助の有無を見極める方法

求人には「介助なし」と書かれていても、実際には食事介助・服薬介助などが発生する場合があります。
応募時・面接で具体的にどんな支援があるのかを確認することがとても重要です。

暴言・暴力などのリスクをどう確認するか

精神的な負担の大きさは、利用者さんの特性によってかなり差があります。
面接時には、「障害区分(知的・精神など)」や「支援の度合い」は必ず確認しておきましょう。

特に気になるのが、暴言・暴力、強いこだわり行動が日常的にあるかどうか。
これも、求人票やネットの口コミでは分かりにくい部分なので、面接時に率直に質問しておくことが大切です。

また、トラブルが起きた際にどう対処しているかを尋ねることで、施設側が世話人をどれくらい守ってくれる体制かも見えてきます。

安心して働ける環境かどうかを見極めるためにも、確認しておきたいポイントです。

仮眠・巡回の条件に要注意

宿直勤務や夜勤のある施設では、**「仮眠時間の有無」「巡回の頻度」**が大きな差となります。
HSPの方にとっては、落ち着いて仮眠が取れるかどうかは、働きやすさに直結します。

私が勤務していた施設では、仮眠中の巡回はなく、緊急時だけ起きて対応する形でした。
仮眠時間はしっかり確保されていて、気持ちの余裕にもつながっていたと思います。

ここでいう「緊急時の対応」とは、主に急な体調不良(発熱や腹痛など)への対応を指します。
基本的には、状況を聞き取り、手持ちの薬を服薬してもらう程度の対応にとどまります。
世話人は医療資格を持たないため、医療的な判断や処置はできません
それ以上の対応が必要と判断される場合には、救急車を呼ぶなどの対応となります。

このように、医療的な責任を問われるような対応は求められませんが、状況に応じて落ち着いた対応が求められる場面はあります。

勤務条件は施設によってかなり違うため、見学や面接時に「仮眠は取れるか」「巡回はあるか」「緊急対応の具体的な範囲」まで確認しておくことをおすすめします。
HSPや体力に不安がある方は、巡回のない施設を選ぶことで、精神的な負担がぐっと軽くなる可能性があります。

現在の働き方についての補足

ライフスタイルに合わせて、働き方を少し調整中

現在は以前よりも勤務時間の短い施設へ移り、自分のペースに合わせたゆるやかな働き方に調整しています。

収入はやや減ったものの、十分な休息時間を確保でき、自由な時間が増え、バランスよく暮らせている実感があります。

柔軟に転職・シフト変更しやすいのも世話人の魅力

グループホームの求人は、地域によって差はあるものの、比較的よく見かける印象があります。
施設の雰囲気や運営方針はそれぞれ異なるため、自分に合った働き方を見つけやすいのも魅力のひとつです。

私自身、いくつかの施設を経験しましたが、「合わないかも」と感じたら無理せず変える。という柔軟さを持てたことが、結果的に長く続けられている理由だと思います。

まとめ|無理せず働ける選択肢を持つことの大切さ

HSPだからといって、「働くのが苦手」「向いていない」と決めつける必要はありません。
大切なのは、自分に合ったペース・環境・仕事内容を選ぶことです。

私は世話人という仕事に出会い、「こんなにラクに働ける方法があったんだ」と思えました。
もし今、働き方に悩んでいるなら、こうした柔らかい選択肢もぜひ知っておいてほしいなと思います。

この記事を書いた人
しらたま

アラフォー独女。
実家に戻り、介護に備えた自宅の断捨離に苦戦中。
正社員→非正規週2日の夜勤労働
家事も労働ミニマムに。最低限の労力で生きる方法を模索しています。

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