転職は「比較」がカギ。現職と応募先を比べて見えてきたこと

百聞は一見にしかず、転職版 仕事
しらたま
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こんにちは。しらたま(@shiratama_8man)です。
「最小限の労力で生きる」ことを大切にしています。

今の職場で感じる不安や悩みは、業界全体の問題なのか、それとも会社特有の問題なのか。
そして、転職によって本当に解決できることなのか。

そんな視点で考えることは大切だと思います。

同じ仕事でも、職場が変わると全く違う環境や雰囲気になることも珍しくありません。

だからこそ、他の職場の内情に触れて比較し、自分にとっての本当の「働きやすさ」や「譲れないこと」を見つけることが必要だと感じています。

私も実際に現職と応募先の職場をじっくり見て比べてみて、納得できる判断の助けになりました。

この記事では、私が感じたポイントを事実ベースでまとめていますので、転職を考える方も、そうでない方にも、お役立ていただけますと幸いです。


現職で感じた、ちょっと“困った”ポイントを整理してみた

ワンオペなのに緊急時の流れが決まっていない

私はグループホームの世話人として、パート(非正規雇用)で働いています。

この業界は、基本的に非正規雇用のスタッフで現場を回しているところが多く、ワンオペ勤務の施設も珍しくありません。

そのため、緊急時にはパート勤務の私が初動対応をする必要があります。

しかし、現職では緊急時のマニュアルや業務フローが整備されておらず、対応に戸惑う場面が多々ありました。

利用者さんの情報にすぐアクセスできない

必要な利用者さんの情報が紙や口頭でしか共有されず、探すのに時間がかかることも。

また情報ファイルに関してもただ資料が入れてあるだけで、時系列や内容別ですぐに確認ができるように整備されていませんでした。

仮眠環境が落ち着かない

仮眠室は個室はなく、共有エリアの一角をパーテーションで仕切って使う状態でした。

職場が自転車圏外で通勤に時間がかかる

電車やバスでの移動が必須。時間拘束や混雑のストレスが大きく、勤務以外の疲れも溜まりやすい環境でした。

クレームが激しい利用者さんがいる

現職では特定の利用者さんから頻繁に理不尽なクレームを受けることがあり、精神的な疲れが積み重なっていました。

転職候補先の条件で気になったこと

業務共有に個人LINEを使用

個人のLINEを使い、複数のグループラインに参加するのが必須とのことでした。

非番時にも応答が必要なのか確認したところ、「反応してほしい」という回答があり、業務と私生活の境界があいまいになる印象を受けました。

従業員ごとのマイルールが多数存在

業務マニュアル自体は現職よりもしっかりしている印象でしたが、施設やユニットごとに責任者(ただのパートリーダー)の独自ルールが設定されているそうです。

その内容は利用者さんのためというよりも、責任者の好みによるもので多く、施設全体としての統一感に欠けるように感じました。

施設の対応に疑問

日常的に暴言を発する男性利用者さんがいるとのことですが、その方に対し女性スタッフが1人で対応する場面が想定されるそうです。

この件についての事前説明が積極的に行われている様子はなく、面接時にこちらから確認したことで明らかになったため、リスク管理の甘さを感じました。

建物の雰囲気がなんだか怖い

感覚的な話になりますが、見学した際に建物全体からなんとなく嫌な印象を受けました。

特別な理由があるわけではなくとも、「なんか嫌だな」という直感は無視できないと感じました。

現職と応募先を比べてわかったこと

ルールの一貫性は期待できない現状

どちらの職場にも問題があり、ルールに一貫性を求めるのは現時点の選択肢では難しいと感じました。

マニュアルが全く無い職場か、細かい独自ルールだらけの職場か、どちらかを選ぶしかない状況です。

安全面の不安は転職先候補にあり

転職先候補では、暴言や暴力のリスクが物理的に感じられ、安心して働ける環境とは言い切れませんでした。

現職の方が女性限定の環境であり、身体的なリスクは低いという現実があります。

仮眠環境は転職先候補の方が良い

夜勤時の仮眠環境は転職先候補の方が明らかに整っており、完全個室で静かな空間が確保されています。

この点は現職より優れていると認めざるを得ません。

管理体制の甘さは共通の課題

障害者グループホームという業界全体の問題かもしれませんが、管理体制はどちらもザルな印象がありました。

この現実を踏まえ、割り切るか積極的に意見を伝えていくしかないのが現状です。

総合的な判断としては「どちらも嫌だけど、現職の方がマシ」

どちらの職場にも問題があるため、消去法的に現職に残る決断をしました。

転職先候補の良い部分も認めつつ、自分の安全や精神的負担の面で総合的に判断した結果です。

まとめ|百聞は一見にしかず。比べてみて初めてわかることもある

転職を考えるとき、条件やネットの情報などで決めがちですが、実際に見て感じて比べてみることでわかることがたくさんあります。

私も現職と応募先を比較して、改めて選び直すことができました。

完璧な職場はなかなかありません。

だからこそ、譲れないことや優先したいことを見極めながら選ぶことが大切だと感じます。

「百聞は一見にしかず」の通り、実際に体験し感じることが、納得のいく選択につながると思います。

ちなみに、その後も3社に応募し、今は2つの施設でWワークをしています。

職場環境は変わりやすいもの。だからこそ、常に次の勤務先を探し、気になる仕事の情報収集を欠かさないようにしています。

仕事で感じたことは必ず次の転職で活かし、自分に合った環境を少しずつアップデートしていくつもりです。

▼現在の業種について

▼職業訓練と転職について

この記事を書いた人
しらたま

アラフォー独女。
実家に戻り、介護に備えた自宅の断捨離に苦戦中。
正社員→非正規週2日の夜勤労働
家事も労働ミニマムに。最低限の労力で生きる方法を模索しています。

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