在宅勤務にこだわらない仕事選び|失敗から学んだ“ラクに働く”基準

ラクな仕事の探し方 働き方

こんにちは、しらたま(@shiratama_8man)です。

私は、心身の不調による休職と退職を経験したことが原因で、在宅勤務に強い憧れを持っていました。

そのため、未経験からWebデザイナーを目指したのですが、残念ながら自分には適性がなく挫折に終わります。

その後は止むを得ず、出社が必須の正社員となりましたが、体力や環境の問題なども相まって半年で退職。

ですが、それらの失敗がきっかけとなり、自分とって負担の少ない仕事探しの条件をゼロから見直し、次の3つを受け入れました。

  • チェック作業が苦手
  • 好きと得意は違う
  • スキルアップを目指すことは諦める

これらを受け入れて仕事を選択するようになってからは、ミスが気になり仕事以外でも過緊張してる状態から少しずつ解放されました。

そこで本記事は、在宅勤務を諦めた経験や、その後の転職での失敗を糧にして、「自分に合う仕事選びの基準」を再設計した体験談をご紹介します。

在宅勤務にこだわって失敗した理由

在宅勤務を目指しても厳しかった1番の理由は能力不足です。

また、好きと得意の不一致を見てみぬふりしていたことも、働く上でのストレス増加に拍車をかけていました。

能力不足の現実

  • 事務スキルが低い
    → 在宅事務は高倍率で不採用
  • Web制作スキルも低い
    → 未経験からのリモート勤務は難しい
  • 年齢的に未経験転職のハードルが上がる

いくつか応募しましたがご縁はなく、「在宅勤務にこだわっていては仕事が見つからない」と痛感すつることになります。

決定的な弱点:小さなミスをなくせない

さらに自分でも自覚している決定的な弱点がありました。

私は、どれだけ気をつけても小さなミスが無くせないのです。

数字を合わせる、誤字脱字を見逃さない、など事務職をする上で必要な能力が決定的に欠けていたんです。

在宅勤務に変えたところで、この性質が消えるわけではありません。

  • ミス→落ち込む→自信をなくす
  • 仕事相手に不安感を与えてしまう

つまり私は、自分の自信を奪う働き方を自ら選んでいたのです。

事務職の経験は3社ありますが、そのうち2社は総務経理がメインの業務だったので、常に何かしらのミスをしていました。

日を開けてチェック、ミス防止リストを作るなど試みていましたが、何をしても改善できない。

一大事になるようなミスはないものの、常に何かしら間違えているので、じわじわと自信を削られていく感覚がありました。

広報と事務を兼務していた時期は、数字合わせや申請書類のチェックから解放されて、比較的のびのびと働けていました。

ただ、広報は外部や他部署と関わることも多く、それが苦痛でした。

仕事選びの3つの基準(軸)

「在宅 or 出社」の二択で考えることをやめました。

負荷の源から分解することにしたのです。

1. 仕事の“時間感覚”

定時で上がれる、ルーティンワークを選ぶことで、時間的な負荷を排除することを条件にしました。

想定外の残業や、相手に合わせた調整が必要な状態は、時間配分を自分でコントロールができないので、あっという間にキャパオーバーになるためです。

2. 対人接触の“濃さ”

サービス業など、お客様と直接関わるお仕事は、心理的負荷が大きいため絶対に避けます。

会議が頻回、一人で完結できる仕事が少ない、チームワークが必要など、関係者と関わる頻度が高い業態も避けることにしました。

【対人接触が多い】
会議/調整業務/クレーム対応 などがある

【対人接触が少ない】
一定時間は完全に一人/会話は定型 など

3. マルチタスク要求度

個人で完結できる内容でのマルチタスクなら多少は対応ができますが、基本的には社内の誰かと調整や依頼をしながら進行する必要がでてきます。

なので、担当業務が限定的でない仕事は避けました。

ポイント:在宅・出社は“手段”。上の3軸は負荷の原因。ここが合えば、在宅でなくても楽になることが多い。

「ラクに働ける条件」7項目

これは求人を眺めながら「自分に合う?」と確認するために作ったものです。

  1. 同僚や顧客との接触回数、濃度を予測する
  2. 単純作業が必須、ライン作業のように延々と同じことを繰り返す業態はNG
  3. 作業中断が起こりにくい環境を選ぶ
  4. 週の労働時間が同じでも、どう割り振るか(10時間×3回/15時間×2回/5時間×6回) が大事
  5. 完璧さを求められず、「一定の基準で終わればOK」の仕事を選ぶ
  6. 規則や手順が明確で、守れば大きな問題にならない環境が安心
  7. ワンオペでできる環境

事例:私が選んだ「グループホーム世話人」を基準で評価

体験談や詳細は別記事でご紹介しています。

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この仕事が合っていた理由

  • 対人関係の負荷が小さい
    基本はワンオペです。利用者さんがいるので個々の性格によって会話量は変わりまが、夜勤専従を選ぶことで、接触時間を最小限に抑える工夫をしました。
  • 求められる能力が低い
    調理も掃除も一般家庭レベルで十分。プロ級のスキルは不要です。

メリット

  • ミスが起こりにくい
    仕事がシンプルでミスが起こりにくく、落ち込むことが減りました。
  • 同僚上司と会わずに済む
    職場によっては利用者さん以外に会わない、あるいは、シフト入れ替わりのタイミングで数分関わる程度なので気楽です。

デメリット

  • 正社員向きではない
    非正規求人がメインなので、正社員雇用を目指す人には向かない。資格なども必要になる。
  • 利用者さんから話しかけられたら対応が必要
    一定のコミュニケーション力は求められます。相談、愚痴などを傾聴する必要があります。

世話人として働きたい方にお伝えしたい注意点

事業規模が小さい施設の場合マニュアルやルールが曖昧、利用者さんの情報管理、緊急時の対応、事務手続きなどが一般的な事業会社と比較してかなり杜撰です

経営母体が大きく、組織として機能している企業を選ぶことで、自分の身を守って働くことができると思います。小規模施設での勤務は、個人の経験としておすすめはできません。

まとめ:理想は更新していい

在宅勤務というラベルにこだわるより、自分の負荷を排除する働き方を大切にすることで、労働がラクになりました。

ただ、今後も在宅ワークを目指しながら、自分にできそうな仕事を焦らずに探すつもりです。

ですが、「在宅」という条件だけにこだわり、適性を無視したり、自分が自信を失うような働き方をしないように選択すると決めています。

理想はいつでもアップデートしていい。今の自分で楽に続けられる働き方を選んで良い。

高みを目指さず、自分に優しい職場探しをこれからも模索していこうと思います。

みなさんは、どんな仕事や環境に働きやすさを感じますか?
ラクな仕事情報は随時募集中です(^ω^)

本日も読んでくださりありがとうございます。

それでは、また。

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