「良い物を長く使う」は正解じゃなかった? 選び方の変化と手放しの記録

エッセイ

こんにちは。最小限の労力で生きる、しらたま(@shiratama_8man)です。

「良い物を長く使うことが正解」――ずっとそう思っていました。
けれど実際にやってみると、気軽に使えなかったり、自分の変化に合わなくなったり。
高額品を手放すときのストレスも大きくて、理想通りにはいきませんでした。

今は、「身の丈に合うお気に入り」が一番心地よいなと思っています。
そんなふうに感じるようになった理由を、今日は書いてみます。

1. 「良い物を長く使う」という理想

「良い物を長く使うのが正しい」
そう思っていた時期がありました。

高額でも質の良いものを選べば、長く愛用できて結局はお得。
気に入ったものを大切にすれば、暮らしに落ち着きが出る。

そう信じて、しばらくは高額な服や小物を少しずつそろえていました。

2. 実際にやってみて感じた違和感

理想通りにいけばよかったのですが、実際はそうもいきませんでした。

  • 気軽に使えない
     高かったからこそ「汚したくない」と思ってしまい、普段づかいできずにしまい込んでしまう。
  • 自分の変化に合わなくなる
     環境や仕事、年齢や気分。自分は少しずつ変わっていくので、数年前に買ったものが今の自分にしっくりこなくなることもありました。
  • 手放すときのストレス
     飽きたり合わなくなったりしても「できるだけ損しないように…」と考えてしまう。売ること自体も面倒で、手放すたびに疲れていました。
  • 管理コストがかかる
     クリーニングに出す、オーバーホールに出すなど、高額なメンテナンス費用がかかります。

理想の「長く使えるお気に入り」には、なかなかならなかったんです。

3. 手放してみて分かったこと

そうして少しずつ、高額な持ち物を手放すことになっていきました。

心惹かれて買ったものでも、自分にとっては過剰になった管理コストや、手放すかどうかを悩み続けるのがしんどかったからです。

思い切って売った時計や鞄などは、売るまでの決心がつくまでに長らく悩みましたが、手放したあとは自分でも驚くほどスッキリしました。

査定額は購入額の半額以下でしたが、売らなければよかったと後悔することはありませんでした。むしろ「これからは悩まずに済む」という安堵の気持ちが大きかったです。

その経験から「本当に気に入っていたから手放したくなかったのではなく、金額的な損失が嫌だっただけ」ということを認識できました。

4. 今の私のモノとの付き合い

いまは「身の丈に合うお気に入り」を選ぶのが心地いいです。

高額なものを長く大切に…と頑張らなくても、気軽に手にとって使えるものの方が暮らしにしっくりきます。
衣類もワンシーズンで使い切って翌年に新調するスタイルが、今の自分には合っています。

昔は見栄や理想で選んでいたものを、少しずつ手放しています。
今はただ、自分が気楽に使えるかどうか。

それが「ちょうどいい」基準になっています。

まとめ

「良い物を長く使う」という考え方は、素敵な考え方です。

でも私には合わなくて、気軽に使えて、変化に合わせて選び直せる「身の丈に合うお気に入り」の方が心地よいことがわかりました。

これはあくまで私の場合ですが、同じようにモノ選びで迷っている人の参考になればうれしいです。

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