恋愛から離れて2年。1人になってようやく気づいたこと。

タイのサメット島の写真 日記


こんにちは、しらたま(@shiratama_8man)です。

今日は、完全に恋愛から離れて2年ほど経った今の気持ちと、過去の振り返りです。

恋愛は「手っ取り早い自己実現」だった

中学生の頃から、恋愛は「自分の価値を確かめる手段」になっていました。

自尊感情の低さゆえに、承認欲求が強かったので、誰かに選ばれることで安心していたんです。

「素敵な人に選ばれた=自分も同じステータス」と思い込んでいた時期が長く、30歳近くまでその思考が抜けませんでした。

ただ、学生の頃は生きていた世界が狭く、自分に対する劣等感も薄かったのですが、社会に出るとその勘違いが一気に露呈することになります。

結婚・出産願望がなかった私

恋愛していないと不安なわりに、若い頃から「結婚したい」「子どもが欲しい」という感情はまったく湧きませんでした。

結婚出産に対して否定も肯定もなく、「その感覚が自分の中に存在しない」という感じ。

ただなんとなく「大人になったら結婚するんだろうな〜」くらいの他人事でした。

しかし、メディアからの「独身女性は負け犬」という偏った刷り込みだけは、無意識のうちにしっかりと刻まれてしまいました。

この刷り込みが、のちの自分を苦しめることになるのです。

アラサー突入で崩れた“恋愛=自己肯定”のバランス

アラサーになると、「結婚していないことが生きづらい」と感じる場面が増えました。

すると、恋愛で満たされていたはずの承認欲求が、今度は“結婚”というステップを要求してくるようになります。

そのため私は「結婚してこそ社会に認められる」「後ろめたさから解放される」という、誤った価値観を上書きしてしまったのです。

そこからは、まさに地獄の始まり。

さらに、私は働くことや、組織に馴染むことも苦手。

なので、「結婚が安定できる唯一の方法」という思い込みを日々強化してしまい、さらなる現実逃避を続ることになるのでした。

「結婚するための恋愛」へ

婚活を始めても、恋愛=自己実現のまま。

相手を条件で選び、何度も交際と破局を繰り返しました。

お付き合いした方々は、仕事も私生活も充実していて、さらには精神的に安定している人が多かったのですが、それが当時の自分にとっては凶となるのです。

私は不安定で、恋愛以外に興味がなく、常に相手に合わせていました。

恋愛と仕事以外の予定が1つもない。

なので次第に「しらたまは思ってた人と違う」と相手が離れていくことが続きました。

そして、当時の私が別れのたびに感じたのは、好きな人と別れる悲しみではなく、

「また一から相手を探すのか、もう疲れた…」という消耗感でした。

これがもう全てを物語っている気がします。

私は恋愛なんてしていなかったわけです。

どんどん劣等感が育つ

「優秀な人」と一緒にいればいるほど、自分の無力さを突きつけられているようで、惨めにもなっていきました。

相手から何かを言われたからではなく、優秀であることが彼にとっては普通で当たり前のこと。

そしてもちろん、彼の周囲でもそれが当たり前。

努力するのも、チームワークで仕事をするのも、趣味があるのも当たり前。

家庭環境が良く、裕福な育ちの人ばかりでした。

自分にないものを持っていて、そこに魅力を感じてお付き合いを始めたはずなのに、

そういった状況を目の当たりにするたびに、尊敬よりも、自分にがっかりするようになる。

不足感が埋まるどころか、より強調されてしまっていました。

人生を恋愛で誤魔化せなくなる。

何度も同じことを繰り返して、心がすり減っていく。

「誰からも必要とされない」「自分は無価値」——そんな思い込みに飲まれていきました。

自分を顧みることができる人ならば1回目、せめて2回目の失敗で気がつくはずですが…

私は「自分の本音」「自分を見ること」から逃げ続けていました。

ですが、結婚のための恋愛を始めてからおそらく5人目の方との別れで、ついに心が折れるのです。

「もうこれ以上は頑張れない。」

「恋愛していても、何も幸せじゃない。」

と思いました。

そしてこの頃、職場の状況が急激に悪化し、尊敬する上司たちが次々と退職。

職場の事業縮小や、人手不足で終わらない仕事に追われ、ついには適応障害を発症。

まさに、心身ともに崩れた時期でした。

つづく

我ながら、だいぶ視野狭窄な状態で人生の大半を生きていました。

今振り返れば、自分の心を整えることが最優先事項。

他者に完全に寄りかかる生活の何が「安全」「安心」「ラク」なのだろう…と思うのですが(^ω^)

長くなってしまいますので、本日はここまでにいたします。

続きはまた明日以降に。

本日も、読んでくださってありがとうございました。

それでは(^ω^)

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