買い物するたび、人生削ってた|浪費女子だった30代独身の価値観の変化

執着を手放す4つのコツ お金

「節約したつもりが、浪費になっていた」という経験はありませんか?

しらたま
しらたま

こんにちは。節約に励む30代独女のしらたま(@shiratama_8man)です。

私もかつては自分のことを「節約上手」だと思い込んでいましたが、実は無駄遣いを繰り返している状態でした。

この記事では、そんな私が浪費から抜け出し、「買わない生活」を始めて感じた価値観の変化と、実践して効果を実感した4つのコツをご紹介します。

買い物で後悔することが多い、ミニマリストを目指しているけれど中々ものが減らない、買ってもすぐに飽きてしまう方など、過去の私と同じように悩んでいる方のお役に立てましたら幸いです。

買わない生活を始めたきっかけ

私が「買わない生活」を意識するようになったのは、、自分の働き方と消費の関係に気づいたことがきっかけです。

「これを買うために、何時間働く必要があるのか?」と考えたとき、いずれ使う物だから買う、お得だからだから買う、という行動が急に重く感じました。

買うために働く。働くためにまたストレスを抱える。
そのストレスを解消するためにまた買い物をする——。
このループから抜けたいと思ったのです。

それ以来、モノを減らすことは「節約」だけでなく、働く時間を減らすことにつながると実感しています。

浪費だらけだった過去の買い物習慣

過去の私は、典型的な浪費パターンにどっぷり浸かっていました。

  • セール品やポイントアップデーで日用品をまとめ買い
  • コスパに惑わされ、すぐ飽きる服を大量購入
  • 「送料無料「おまとめ割」に釣られて不要なモノまで買い込む
  • そして何より、日常的に「欲しいものを探す」という行動自体を習慣化していたことが最大の問題でした

今思えば、欲しいものを探す時間や調べる過程は、浪費のウォーミングアップにすぎず、
その行動が脳のドーパミンを刺激して、無駄な買い物を加速させていました。

一見、節約上手のように見えても、管理や収納のための時間とスペースを奪い、所有コストを増やしていたのです。

さらに、買えば買うほど、それを賄うための労働時間が増え、蓄財ペースが減速し、心の余裕も失われていきました。

買わない生活の4つのコツ

買わない生活を実現するには、次の4つのポイントを意識することが大切です。

基準は「お金」ではなく「時間」で考える

買い物をする時は、「これを買うために何時間働く必要があるか?」を常に意識しています。

たとえば、時給1,000円の仕事で3,000円の服を買う場合、準備や通勤時間を含めると約4時間働く計算になります。

さらに給与からは社会保険料や税金も引かれるため、実際の手取り時給はもっと低い。

4時間以上働かなければ購入費用を賄えないこともあります。

これらを踏まえると、買い物の「本当のコスト」は想像以上に大きいと感じています。

所有コストを意識する

モノを持つことには「収納」「管理」「手放すときのストレス」などのコストが隠れています。

特に高級品は維持費も高く、気を使ってリラックスして使えません。
せっかく持っているのに、自然と使用頻度が下がってしまいます。

さらに、たとえ不用品であっても、手放す時には「所有効果」という心理が働き、
自分のものとしての価値を過大評価してしまい、処分することへのストレスや抵抗感が生じやすいそうです。

こうした心理的な負担が、不要なモノを手放しにくくして、心の消耗につながっていると知ることは大切です。

見栄を手放す

ブランド品や流行のアイテムを買う理由の多くは「見栄」「劣等感の誤魔化し」であり、マーケティングに洗脳されているだけであると気がつきました。

「いい大人が安物を使うのは恥ずべきこと」といったメッセージを無意識に受け入れていれてしまっていたようにも思います。

しかし、手取り20万円ほどで、築40年以上の古い家に住み、駅までは自転車通勤している私が、ハイブランド品を買って使う状態って、本当に適正なのでしょうか。

「なぜ欲しいのか」という問いに対して、「欲しいから」ではなく、「それを手に入れることでどのような気分になりたいのか」を自分自身で理解して、選択することが大切だと感じています。

労働・ストレス・浪費の負のループを断つ

旅行や贅沢な食事、新しい服の購入など、仕事のストレスがなければ本来使わなくてもいいお金を使っていませんか?

非日常的な体験、高級店でサービスを受ける経験は素晴らしいと思いますが、一通り体験すれば、庶民である私の社会経験としては十分だと考えています。

それを繰り返したところで、暮らしの満足度は上がらず、定期的な高額支出が増えるだけ。

根本的なストレス解消にはなっていません。

まるでタコが自分の足を食べているようだと感じ、そこからは、消費でストレスの発散をするのではなく、ストレス源の仕事そのものを減らすことに重きをおくようにしています。

まとめ:安く、長く、大切に使う暮らしへ

心を満たすはずの買い物が、実は自分の足枷になっていたことに気づけたことは大きな収穫です。

多くの失敗を経て、「身の丈に合う価格で、気に入ったものを長く使う」ことが自分に1番合っていることがわかりました。

現在は、価格だけではなく、国産品や日本のメーカーを応援する消費、環境や社会に配慮した商品選びも意識するようにしています。

これからはもっとシンプルに、心軽やかに暮らしていけそうです。

▼防災備蓄は最低限のアイテムを計画的に購入して浪費を防いでいます

この記事を書いた人
しらたま

アラフォー独女。
実家に戻り、介護に備えた自宅の断捨離に苦戦中。
正社員→非正規週2日の夜勤労働
家事も労働ミニマムに。最低限の労力で生きる方法を模索しています。

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